WordPressが急に重くなった時の改善方法

~制作会社が教える10個のチェックリスト~

WordPressでホームページを作成・運用していると、
「ある日突然、表示が遅くなった」
「管理画面が重くて作業にならない」
と感じることがあります。

これは珍しいことではなく、WEB制作・SEO対策の現場では非常によくあるトラブルです。

本記事では、制作会社の実務視点から「WordPressが急に重くなった時に確認すべき10項目」をチェックリスト形式で解説します。

WordPressが急に重くなった時の改善方法

WordPressが重くなる主な原因とは?

WordPressは非常に優秀なCMSですが、

  • プラグイン
  • テーマ
  • サーバー
  • PHPバージョン
  • 画像やデータ量

など、複数の要素が絡み合って動作しています。

そのため、「原因は1つとは限らない」という点が最大の特徴です。

改善チェックリスト【10項目】

【1】プラグインを入れすぎていないか

WordPressが重くなる原因として、最も多いのがプラグインの入れすぎです。

バリューネットでは、プラグインは「最小限」が基本方針です。
可能な場合は、

  • スタイルシート(CSS)
  • テーマ側の機能
  • 他の方法で代替できる仕組み

を優先し、安易にプラグインを追加しません。

他の記事でも触れていますが、プラグインの多量使用は、将来的なトラブルの原因になりやすく、表示速度・SEO対策の両面で不利になることが多いためです。

【2】プラグインの更新で不具合が出ていないか

これは、制作現場でも非常に多いトラブルです。

  • 更新後に今まで使えていた機能が使えなくなる
  • 表示崩れや管理画面エラーが発生する

といったケースは珍しくありません。

重要なのは、「プラグインが悪い」のではなく、「プラグイン同士の互換性」が原因であることが多い点です。

そのためバリューネットでは、

  • 更新は慎重に判断
  • 必要以上に頻繁な更新は行わない
  • 状況を見ながら段階的に対応

という運用をしています。

【3】テーマが重すぎないか

テーマ選定も、サイトの軽さに直結します。

バリューネットでは、安心して長く使えるテーマを厳選しており、案件ごとに次々とテーマを変えることはしていません。

高機能=良いテーマ、とは限らず、本当に必要な機能だけを持つテーマが結果的にSEO対策・安定運用につながります。

【4】画像サイズが大きすぎないか

画像は、表示速度に最も影響しやすい要素です。

バリューネットでは、

  • 写真・画像は「とにかく軽く」
  • 重たい画像はSEO対策に不利
  • 良いことは一つもない

という考えで制作しています。

ホームページやWordPressに画像を掲載する前に、必ず画像編集ソフトで加工します。

Windows環境であれば、「ペイント」だけでも十分対応可能で、最近は背景の自動切り抜きなども非常に便利です。

また、数少ない使用プラグインの一つとして「Imsanity」を活用しています。
シンプルで分かりやすく、画像サイズ管理には非常に優秀です。

【5】キャッシュ系プラグインの設定ミス

キャッシュは便利ですが、

  • 設定ミス
  • 他プラグインとの競合

で逆に重くなることもあります。

【6】サーバーの性能が足りているか

静的なホームページであれば問題が出にくいですが、WordPressなどの動的サイトではサーバー性能に余裕が必要です。

安さだけで選んだサーバーでは、アクセス増加やデータ増加に耐えられないこともあります。

【7】PHPバージョンが適切か

これは非常に重要なポイントです。

PHPバージョンが古い場合、

  • プラグインが更新できない
  • 処理速度が遅い
  • セキュリティ面でも不安

という状態になります。

結果的にSEO対策としても大きなマイナスです。

どれだけブログを更新しても、どれだけ良いデザインを制作しても、土台(PHP・サーバー)が古ければ意味がありません。

【8】データベースが肥大化していないか

長期間運用しているWordPressでは、

  • 不要なデータ
  • リビジョン
  • ゴミ情報

が溜まりがちです。

頻繁でなくても良いので、定期的な確認・整理をおすすめします。

【9】外部スクリプトを読み込みすぎていないか

アクセス解析や外部サービスは便利ですが、バリューネットではあまり多用をおすすめしていません。

どうしても使用する場合は、

「SEO対策に影響する可能性があります」

と、必ず事前にお伝えしています。

可能であれば、URLリンクでの代替提案を行うことも多いです。

【10】アクセス集中・サーバー障害ではないか

どのレンタルサーバー会社でも、障害が起こる可能性はゼロではありません。

重要なのは、

  • 早く復旧するか
  • 情報公開が明確か
  • サポート体制が整っているか

この点です。

制作者のプロ視点から補足

WordPressが重くなった場合、
「これをすれば必ず直る」という万能な方法は存在しません。

制作現場では、

  • プラグイン
  • テーマ
  • サーバー
  • PHPバージョン
  • データ量(画像・データベース)

といった要素を、一つずつ切り分けて確認していきます。

特に、ご自身でホームページを作成された方ほど、「どこが原因か分からない」状態に陥りやすいのが実情です。

複数の要因が重なっているケースも多く、一箇所だけを触っても改善しないことも少なくありません。

集客アップ・SEO対策を本気で行うのであれば、表示速度の改善は避けて通れない重要なポイントです。

ホームページが重い状態は、ユーザー体験だけでなく、SEO対策の観点から見ても明確にマイナスとなります。

「最近、少し重たいかも?」と感じた場合は、ぜひ今回ご紹介したチェックリストを参考に、一つずつ状況を確認してみてください。

まとめ

WordPressが急に重くなった場合は、

  • 焦って触らない
  • 原因を一つずつ切り分ける
  • 無理なら専門家に相談

これが一番の近道です。

ホームページ制作・リニューアルはバリューネットへ

すでにホームページをお持ちの方でも、

  • 表示速度が遅い
  • SEO対策がうまくいかない
  • 管理が限界

というご相談は非常に多くいただきます。

ホームページ制作・WEBサイト・SEO対策を総合的に見直したい方は、お気軽にご相談ください。

長期運用を前提とした、無理のないホームページ制作・改善をご提案しています。

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