プラグイン更新後に画面が真っ白に！
原因と復旧方法を初心者向けに分かりやすく解説

WordPressのプラグインを更新した直後、
「画面が真っ白になって、何も操作できない…」
という状況になることがあります。

これは初心者の方ほど遭遇しやすいトラブルですが、実は“落ち着いて正しい手順”を踏めば、ほとんどの場合は復旧できます。

今回の記事では、制作会社としての専門知識も交えつつ、初心者の方でも迷わず進められるように 原因 → 対処 → 予防策 の順に整理しました。

1. 画面が真っ白になる（ホワイトアウト）とは？

• WordPress特有の“致命的エラー”の一種
• 表示は白い画面だけで、エラーメッセージが出ない場合が多い
• 実際は「PHPエラー」「プラグイン競合」が原因

制作会社からの補足（専門性）

• 過去の案件でも「プラグイン同士の相性問題」が最も多い
• 特に 2022年以降、セキュリティ系・キャッシュ系 のアップデートは仕様変更が大きく、競合を起こしやすい

2. 真っ白になる主な原因3つ

① プラグインのバージョン不具合

• 更新直後にエラーが発生
• 最新バージョンが原因の場合も多い
• 日本語対応が遅いプラグインもある

② プラグイン同士の競合

• Aプラグイン更新でBプラグインと相性が悪くなる
• 特にページビルダー系（Elementor、Classic Editor 系）で頻発

③ PHPバージョンとの不一致

• サーバー側のPHPが古すぎ/新しすぎてプラグインが動かない場合があります
• 2025年12月現在、PHP 8.0 と 8.1 は既にサポート終了（EOL）で非推奨
• 安定している推奨バージョンは PHP 8.2〜8.3

3. 復旧方法

STEP1：数分待つ（キャッシュが反映されていないだけのことも）

• 更新直後は表示がバグるケースあり
• まずはリロード
• スマホ/PC両方で確認

STEP2：WordPress管理画面に入れるか試す

• /wp-admin にアクセス
• 管理画面だけ生きているケースも多い
• 入れたら問題のプラグインを「停止」

STEP3：管理画面も入れない場合（FTP/ファイルマネージャー）

① プラグインフォルダを一時的に停止する方法

1. /wp-content/plugins/ にアクセス
2. 直前に更新したプラグインのフォルダ名を「xxxxx → xxxxx_stop」 に変更
3. これで自動的に「停止」扱いになる
4. 画面が戻るか確認

→ これが最も効果的で成功率が高い

STEP4：テーマのエラーを疑う（稀だけどあり）

• 特に子テーマの functions.php のカスタマイズ後
• プラグイン更新と同時に影響が出るケース

4. 復旧後に必ずやるべきチェック

• プラグイン全体の更新履歴を確認
• PHPバージョンの確認
• プラグインの互換性チェック（WordPress.org 評価欄）
• 不具合報告が出ていないか確認

5. 今後、同じトラブルを防ぐための対策

① 更新前に必ずバックアップを取る

• プラグイン「BackWPup」「All-in-One WP Migration」が簡単
• 制作会社への相談も推奨

② すぐ更新しない（1〜2週間待つのも有効）

• 初期アップデートは不具合が多い
• 安定してから更新するのが安全

③ 不要なプラグインは削除

• 使わないプラグインはセキュリティリスク
• 競合リスクも上がる

6. 制作会社としての実体験・アドバイス

• 過去10年の中で最も多いトラブルが「プラグイン更新」
• 特に「Contact Form 7 」「Elementor」「キャッシュ系」「セキュリティ系」はトラブル頻度が高い
• 「更新は1つずつ」が鉄則
• まとめて更新すると原因特定が困難になる

【まとめ】

WordPressの画面が真っ白になると焦ってしまいますが、原因は「プラグインの不具合 or 競合」が圧倒的に多く、正しい手順で対処すれば問題なく復旧可能です。

本記事では初心者向けの手順に加え、制作会社としての実体験ベースのアドバイスも加えましたので、同じようなトラブルの際にぜひ役立ててください。

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