パソコンとスマホで検索順位が違うのはなぜ?
GoogleとYahoo!の仕組みをわかりやすく解説!

同じキーワードで検索しているのに、パソコンとスマホで順位が違うんですが…
これは、私たちバリューネットがお客様から非常によくいただく質問のひとつです。
履歴を削除しても、シークレットモードで検索しても、なぜか順位がズレる…。不安になりますよね。
ですが、結論から言うと――

パソコン版とスマホ版で検索順位が違うのは“正常”で、よくあることです。
今回は、その理由をわかりやすく解説します。

理由①:Googleは「スマホ版」を基準に評価している
現在、Googleは
モバイルファーストインデックスという仕組みを採用しています。
これは簡単に言うと、
サイトの評価は、パソコン版ではなく“スマホ版の表示内容”を基準に行う
という考え方です。
そのため、
- スマホで表示されないコンテンツがある
- スマホ表示が遅い
- 文字が小さくて読みにくい
といった状態だと、
スマホ検索で順位が下がることがあります。
PC版が問題なくても、スマホ版の出来次第で順位に差が出るのです。
理由②:端末によって「検索する人の目的」が違う
検索エンジンは、
ユーザーの検索意図も考慮して結果を変えています。
例えば…
- 📱 スマホ:
「今すぐ知りたい」「近くのお店」「すぐ電話したい」 - 💻 パソコン:
「じっくり比較」「情報収集」「仕事・調査」
同じキーワードでも、
使う端末によって“求めている答え”が違うと判断されるため、表示されるサイトや順位が変わることがあります。
理由③:位置情報の影響を強く受ける
検索結果には、
今いる場所(位置情報)が大きく影響します。
特にスマホは、
- GPS
- モバイル回線
によって、
より正確な位置情報が使われるため、
スマホの方が、地域性の強い結果になりやすい
という特徴があります。
そのため、
地名+サービス名などの検索では、PCとスマホで順位が変わることがよくあります。
理由④:PC用とスマホ用で「別の順位」が計算されている
Googleでは内部的に、
- パソコン検索用のランキング
- スマホ検索用のランキング
を別々に計算しています。
つまり、
最初から“同じ順位になる前提”ではない
ということ。
これも順位差が出る大きな理由です。
理由⑤:Yahoo!も中身はGoogleの検索エンジン
「Yahoo!でも順位が違うんですが…」という声もよく聞きます。
実は、
Yahoo! JAPANは2010年から、Googleの検索エンジン技術を採用
しています。
現在も、検索結果の“中身”はGoogleがベースです。
ただし、
- 広告の表示
- レイアウト
- Yahoo!独自の枠
があるため、
見た目や並びが少し違い、順位がズレて見えることがあります。
履歴削除しても同じ条件にはならない?
履歴削除やシークレットモードを使っても、
- 端末の種類
- 回線
- IPアドレス
- 言語設定
などの情報は残るため、完全に同じ検索環境を作ることはほぼ不可能です。
そのため、自分で検索した順位はあくまで「参考値」と考えるのが現実的です。
正しい順位の確認方法
もし正確に把握したい場合は、
Googleサーチコンソールの「検索パフォーマンス」機能で、
- パソコン
- モバイル
デバイス別の平均掲載順位を確認するのが最も信頼できます。
まとめ
パソコンとスマホで検索順位が違うのは、異常ではなく“当たり前”。
その理由は、
- スマホ基準の評価(モバイルファースト)
- 検索意図の違い
- 位置情報
- 端末別ランキング
- Yahoo!もGoogleエンジンがベース
といった、
検索エンジンの仕組みによるものです。
もし、
「スマホだけ順位が低い」
「最近、モバイルからの問い合わせが減った」
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